無保険の外国人との交通事故

自宅の近くで、自転車で買い物に出ていたところ、細い路地から軽自動車が急に出てきて、自転車の前輪と軽く接触しました。自転車ごとこけたものの、足の軽い打撲程度でケガはありませんでした。ただ、自転車はタイヤが曲がってしまい、修理が必要そうでした。軽自動車はしばらく止まっていたものの、私が自転車と一緒に起き上がるとそのまま走りさろうとしたので、窓を叩いて止めました。降りてきたのは、南米系?とおぼしき中年の女性で、警察を呼ぼうと言っても、まず日本語が片言であまり通じません。ケイサツ、ホケン、などと言ってみても、「無い無い」と言い、どうやら無保険で友人の車に乗っているようでした。その場はらちがあかず、路地の奥にあるアパートに住んでいるのは何とか分かって、スマホで写真を撮って、後日たずねることにしました。自転車はやはり買い替えになって、アパートを訪ねてみましたが、中から音楽が聞こえるのに出てきてくれません。困って市の弁護士相談に行ってみると、無保険の外国人の場合は対応が非常に難しいと言われました。スマホで写真を撮ってあってもそれだけで証拠にはならず、車両対車両なので過失割合も定めないといけないが、そもそも話し合いに応じない場合が多いし、短期間で帰国してしまうケースもあるとのこと。被害額が小さく、物損だけなので、一般的な交通事故のような処理をする手間と時間を考えると、今回は勉強と思って我慢した方が良いかもしれない、とアドバイスをもらいました。あまり良い結論ではありませんでしたが、弁護士さんに相談したことで、この件をどうしようかと思っていたのが、方向性がはっきりしたのは助かりました。